時々論争が繰広げられる、アニメと原作マンガ本を比べてどちらが良いか…についてですが、アニメ作品の方は動きますし音も出て臨場感がある…というのは当たり前のことで言うまでもありませんね。

原作マンガはアニメの絵コンテのような存在になっている場合もあります。でも原作マンガの制作者はアニメの制作には一切参加しないのはよくあること…と言いますかほとんどのアニメ作品がそうであるのではないかと思っています。

例えばマンガの一話分が20ページだとすると、アニメでそのマンガ一話分を作る際に時間の尺が合わなくなってくるわけです。バトルシーンなどがあればそれに時間をかけることも出来ますが、ない場合はあっという間に20ページ分のネタを使用してしまうわけです。

そこで毎週のアニメの時間がもし30分だと決まっていたら、次の話を使用するか、もしくはオリジナルストーリーを組み込ませることになります。

オリジナルの部分はマンガ原作者と相談をすることもあり、原作者がアニメ制作側に全てお任せすることも結構あります。でも最近の原作マンガは、アニメ化されることを見越している場合も実はあるのです。

アニメ制作者側が作りやすいように、原作本では全ては描かないけれどもアニメになった時にこの部分を膨らませていけるよ!というような付属品使用可状態のようなものを作り上げるのです。

アニメをよく鑑賞している原作者でないと難しいですが、ドラマ化を意識している小説家が昔から行っていたことでもあります。どちらも影響を受け合い高めていけると良い作品に進化していけますね。